子どもの歯並びに悪影響を及ぼす7つの悪習慣
今回は、子どもの歯並びについてのお話です。
あなたのお子様の歯並びは良いですか?
歯並びは良いに越したことはない!
ですよね?
矯正治療費というと、保険適用外のため(例外もあり)、高額になると言われますが、それでも子どもの歯並びが悪いと治療させてやりたいと思うのが親心。
最近では少子化の影響もあるのか…1人の子どもにかけるお金が増加傾向にあるといわれています。私の勤めている歯科医院でも矯正をするかしないかで悩まれている親御さんは少なくありません。
まぁ、歯並びくらい少々悪くたって特に問題ないし、気にしない!
っという方もいらっしゃると思います。
しかし、歯並びが悪いと…
健康にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
・体の歪み
噛み合わせが悪くなり、体の歪みにつながる。
また、肩こりや頭痛の原因になる。
・虫歯になりやすい
歯がガタガタと入り組んでいると歯ブラシがうまく当たらないため、磨き残しが増える。
乳歯の頃よりも、永久歯が生え始める6歳ごろから歯並びが気になりだすことが多いようです。
そこで…
少しでも良い歯並びになるよう、気をつけたい7つの悪習慣!
1 指しゃぶり
うちの3男も指しゃぶり大好き星人なんですが、3歳くらいまでの指しゃぶりはあまり問題無いとされています。しかし、それ以降も続く場合は、「出っ歯」になる可能性が大!です。
遅くても4歳くらいまでに辞めさせるのが理想です。
指しゃぶりを続けていると、出っ歯だけではなく、ほっぺたの圧で奥歯も内側に倒れてきてしまいます。
2 口呼吸
舌の位置が不安定になって、歯並びに悪影響をもたらします。
“ゆるい口元”になって、前歯も前方に出てきてしまいます。
おしゃぶりや授乳を早い時期にやめてしまうと、鼻呼吸が定着する前に、口呼吸になってしまいます。
3 頬づえをつく
左右どちらかのアゴにだけ力がかかり続けると、歯やアゴの成長に差がでてきて、歯並びに悪影響をもたらします。
4 噛みグセ
噛みやすい方の片方でばかり噛んでいると、歯列やアゴの骨の歪みの原因になります。
5 歯ぎしり
アゴの関節に強い力が加わって、歯並びが悪くなる原因になります。
6 よく噛まない
柔らかい物ばかりを食べていると、歯やアゴの成長が悪くなり、正常な発育が妨げられてしまいます。
7 舌のクセ
上の歯の裏側ばかりを舌で押すと出っ歯に、
下の歯の裏側ばかりを舌で押すと受け口(しゃくれ)になります。
骨格的な問題は、親の遺伝などで防ぎようのないものもありますが、上記に書いたような悪影響を及ぼす悪習慣を幼少期に少しでもしない、又は改善することで、少しでも永久歯の歯並びを良くすることができるのではないでしょうか。