乳歯の虫歯は永久歯に影響する?!
こんにちは☆
今回の歯のお話は
『子どもの虫歯について』です。
どうせ生え変わるし、放っておいてもいいのではないか?
っと思ったことはないですか??
それは大きな間違いです!!!!!
歯の表面はエナメル質という固い組織で覆われているのですが、その下の象牙質という組織に進んでしまうと、治療をしないとどんどんひどくなっていきます。
虫歯が進むと現れる症状としては、
1、甘いものでしみる
↓
2、冷たいものでしみる
↓
3、あったかいものでしみる
↓
4、何もしていないのにズキズキ痛む
↓
5、噛むと痛い
という順番で症状が現れてきます。
3番目以降は、神経の治療が必要になってきます。
また、子どもの場合は大人(永久歯)よりも虫歯の進行が速く進みます。
放っておくとこんな悪影響が・・・
まず言えるのが、歯並びに影響するということです。
虫歯が大きくなってしまって、穴があいて歯と歯の間に隙間ができてしまうと、隣の歯が傾いたり、寄ってきたりします。
すると、生え変わりの時に、永久歯が生えるスペースがなくなってしまって、ガタガタの歯並びになってしまいます。
ガタガタの歯並びになると・・・かみ合わせが悪くなります。
かみ合わせが悪くなると、
・歯磨きがうまくできず、虫歯や歯周病になる
・物をうまく噛み砕けなくなる
・言葉の発音が悪くなる
・顎関節(こめかみ付近にある顎の関節)を痛めてしまう
これらの悪影響は、やがて体全体に広がっていきます。
うまく物が噛めなかったら、食べ物を大きいまま飲み込むことになります。
そうすると、胃への負担が大きくなります。
また、発音がうまくできないとコミュニケーション能力の低下につながります。
他には、お口の中の虫歯菌が増えます。
虫歯は遺伝するものではなく、感染します。
っということは、虫歯を治療せずに放っておくとお口の中で虫歯菌が増え続けることになるのです。
あとは、さらに虫歯が進み、歯の神経にまで進んでしまって、根っこの部分に膿が溜まると、下から生えてくる永久歯が曲がって生えてしまうこともあるのです。
子どもの歯を虫歯から守るために注意すること
・虫歯菌は感染するので、親の虫歯をなくす
・間食は時間を決めて、回数を決めて与える
・仕上げ磨きを親が必ずする。
・フッ素塗布などの定期検診に行く
まとめ
いかがでしたか。
いずれ生え変わる子どもの歯でも、きちんと治療しないといけない理由をお分かりいただけましたか?
これは、豆知識なんですが、黒い虫歯と白い虫歯があるのはご存じですか?
黒い虫歯は進行が比較的遅いのに対して、白い虫歯は進行が速く、重症化しやすいです。
乳歯の段階できちんと虫歯を治療して、健康なお口にしておけば、永久歯を虫歯から歯を守れます。