子どもの睡眠不足が与える影響とは?
あなたのお子さんの睡眠時間は足りてますか?
近年、塾通いやSNSの普及で子どもの睡眠時間がどんどん短くなってきているそうなんです・・・。
大人でも睡眠不足になると集中力が無くなったり、やる気が起こらなかったり何らかの影響はあります。
では子どもの場合はどうでしょうか?
子どもの睡眠不足や睡眠障害が続くと、肥満や糖尿病や高血圧などの生活習慣病やうつ病の発症率を高めたり、症状を悪化させてしまう危険性があります。
たくさん寝れるに越したことはないですが、寝不足になると一体どんな影響があるのでしょうか?
子どもの睡眠不足による影響
1、 日中での眠気や集中力・注意力の低下
→学習障害や成績悪化につながります。
また、海馬の発達を妨げるので、記憶力の低下にもつながります。
2、 イライラ
→多動・衝動行動を引き起こし、キレやすくなります。
3、 成長ホルモンの分泌量低下
→筋肉や骨の発達が遅れるため、背が伸びなくなります。
4、 血流低下による基礎代謝の低下
→抵抗力が低下するため、風邪をひきやすくなります。
5、 食欲を抑えるホルモンの減少
→太りやすくなります。
子どもに必要な睡眠時間
1歳~2歳 11時間~14時間
3歳~5歳 11時間~13時間
6歳~13歳 9時間~11時間
学力がつく睡眠時間は8時間~9時間
もっとも学力が高いのは夜9時までに寝る子
学習したことを脳に定着させるには7時間~8時間の睡眠が必要
寝る子は育つって本当?!
深いノンレム睡眠中には、脳下垂体から成長ホルモンが大量に分泌されます。
この成長ホルモンは代謝を促して、体の組織で傷んでいるところを治す働きがありますが、子どもの場合はさらに骨を伸ばして、筋肉を増やす作用があります。
睡眠は体だけではなく、脳にも作用するので、子どもの睡眠を犠牲にすることは、子どもの体や脳の発達を犠牲にすることと同じことなのです。
小学生から中学生にかけては、夜の睡眠時間が減るだけではなく、昼寝もできなくなるので、睡眠の量はかなり減少しますが、まだまだ脳は発達していく途中なので、体の成長が著しいこの時期は、睡眠はとても大切になるのです。
夜型になりつつある子どもたちを規則正しく、睡眠がとれるような日常生活を送るように、大人が心がけてあげることが大切です!